《ホフマン物語》リハーサル~二期会稽古場にお邪魔してきました

二期会『ホフマン物語』
二期会『ホフマン物語』

ヴェルディvsワーグナー、イタリア・オペラvsドイツ・オペラ。

 

オペラ愛好家の間には、ひそかにこんな対立図式がありそうだけど、フランス・オペラにだって珠玉の作品が残されているのです。

圧倒的に有名なのは《カルメン》ですが、今回とりあげるのは《ホフマン物語》。

オペレッタの祖といわれるジャック・オッフェンバックが作った、唯一のオペラがこれ。

(オッフェンバックといえば、日本では「天国と地獄」という邦題で有名な、《地獄のオルフェ》の作曲家ではないですか。)

 

「ホフマン」とは、E.T.A.ホフマンのこと。

ホフマンの短編小説から3つの世界を切り取って、ひとつの物語に仕立て上げたのがこのオペラなのですが、するとこのオペラは怪奇ものなの?と期待したくなるところ。

残念ながら、そうではないんですね。

(たぶん)ホフマンの恋愛物語です。

 

さて、この作品は、7月の後半から二期会にて上演がございます。

7月18日、そのリハーサルに潜入してまいりましたので、今日は簡単にそのレポートを。

稽古は西新宿にある、廃校になった小学校を再利用している建物で行なわれていました。

そんなわけで、リハーサルは体育館にて。

私たちは、この2階になった観覧席から見学です。

 

通常は、この体育館に装置を持ち込んで、1ヶ月もの間こもるのだそう。

今回の演出で使用するのは回り舞台の装置。この体育館ではちょっと回せない…ので、机や台を装置の代用品にして、稽古をしています。

 

舞台スタッフさんが、シーンにあわせてすばやく道具を移動してらっしゃいます。

回る装置の時は、劇場に移ってから数日で、回る速度や自分の動く速さを調整しなくてはいけないという難しさがあるのだとか。

思っていた速さと合わず、気がついたら後ろ向きに歌っていたり…、というところを本番までのわずかな間で修正するのですね。

 

さて、体育館の端に目をやると…

 

いらっしゃいました。

マエストロ・プラッソン。

《ホフマン物語》の指揮者、ミシェル・プラッソン。

フランス物とあれば、この方の右に出る人はいませんね!

日本でオペラを振ってくれるなんて、感激です。

 

実はこのリハーサル終了後、突然の雷雨に見舞われ、私たちは体育館に閉じ込められることに…。

バケツをひっくり返したような見事な雨の降り様に、マエストロは、ボートが必要だね!と仰るではないですか。(もう1回、舟歌うたいますか??)

そんな、ユーモラスな面も持ち合わせたマエストロでした。

 

(つづく)

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