チェコ編②チェスキー・クルムロフのバロック劇場

オペラ《愛のあるところ嫉妬あり》より
オペラ《愛のあるところ嫉妬あり》より

joshiバロック時代にこの町を治めたシュヴァルツェンベルク侯は、この城のなかに劇場を創ります。実はそれが今も、完全な形で残っているのです!

 

それが、チェスキー・クルムロフ城バロック劇場と呼ばれているオペラ劇場。

 

現在もバロック時代の舞台装置を残し、当時と同じ方法でオペラ上演ができる劇場というのは、ヨーロッパを見渡しても、ここチェスキー・クルムロフ城のバロック劇場と、スウェーデンはドロットニングホルムの宮廷劇場のみ。

チェスキー・クルムロフのお城は、もちろんお城見学のツアーもあるのだけど、ぜひ試してみてほしいのが、バロック劇場ツアー!

まーっ暗な劇場の中でビデオ鑑賞した後に、奈落に連れて行ってくれます。

この劇場、思ったより小さいんですよね。しかも客席には椅子があるわけではなく、細長い板がいくつも並んでいるだけ。

それがベンチになっていて、そこに皆で腰掛けるんですね。一応足元には足置きもついていましたが、こんなところに何時間も座って疲れなかったのかしらと、つい心配してしまいます。

 

チェスキー・クルムロフ バロック劇場HP(英語)

(360度ぐるっと見渡せる映像が載っています。)

この劇場では年に1回、当時の機構を使って、当時上演されたスタイルにのっとって、オペラが催されるんです。

そんな映像があるなら見たい!と、当時ガイドをしてくれたお兄さんに尋ねたら、国営テレビで放送しているので、収録されてはいるはずなのだけど、DVDにはなっていないのだよね、とのこと。それが、かれこれ3年前のお話。

 

そして今年、ついにDVDとBru-rayでリリースされたのです。オペラ《愛のあるところ嫉妬あり》というジュゼッペ・スカルラッティの作品です!

 

って、ジュゼッペ・スカルラッティ・・・???

いくつも“はてな”がついてしまいそうな、この作曲家。ソナタで有名なドメニコ・スカルラッティでも、その父親で“オペラにおけるナポリ楽派の開祖”といわれるアレッサンドロ・スカルラッティとも別人で、しかも血縁関係もあるのかないのか?再び“はてな”。

でもオペラの筋は簡単です。未亡人のクラリーチェ侯爵夫人は、めちゃくちゃ嫉妬深い恋人のオラツィオ伯爵に手を焼いています。

その侯爵夫人の召使ヴェスペッタは、逆にまったく嫉妬してくれない恋人パトリツィオに腹を立てているの。そんな感じのたわいのない喜劇です。

 

歌劇《愛のあるところ嫉妬あり》チェスキー・クロムロフ城バロック劇場2011(日本語字幕付き)

 

 

ついでに、もうひとつの現存するバロック劇場、ドロットニングホルム宮廷劇場からも映像が出ています。

こちらはラモーのオペラ《ゾロアストル》。ゾロアストルっていうのは、拝火教の教祖ゾロアスターのことね。黒魔術的な悪の集団と戦う、ちょっとスペクタクルなオペラなの。

《ゾロアストル》ドロットニングホルム宮廷劇場2006(国内盤)

 

旅クラ、次回はプラハに飛ぼうと思っております!

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