【フォルテピアノ通信④】楽器博物館クレムスエック城の紹介

©Schloss Kremsegg
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クレムスエック城はオーストリアのオーバーエースタライヒ州にあり、州都リンツからおよそ50km南にあります。

 

クレムスエック城の築城の歴史は中世に遡りますが、その後、城は様々な貴族や富豪の所有となり、改築が重ねられてきました。

現在の建築物は主に18世紀のバロック形式のものです。

 

 

 

1996年、オーバーエースタライヒ州の支援を得て、

このクレムスエック城に楽器博物館がオープンしました。

 

楽器博物館クレムスエック城のコレクションの歴史は、アメリカ合衆国のおよそ1000点に及ぶシュトライトヴィーザー金管楽器コレクションを譲り受けた事から始まります。

 

金管楽器部門ではその他、ピツカコレクションのウィンナ ホルン等の展示を含め総数1500点以上を所蔵しています。

 

最も古い金管楽器は1677年に北ドイツで作られたソプラノトロンボーン、およそ1880年にオデッサ(黒海付近)で作られたロシアの皇帝のホルン等貴重な楽器を所蔵しています。

 

©Schloss Kremsegg
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金管楽器部門と並んで重要な地位を占めているのが鍵盤楽器部門。

 

オーストリアのピアノの巨匠、パウル・バドゥラ=スコダのフォルテピアノのコレクションを含むオリジナルのフォルテピアノが約30台、鍵盤楽器総数は約100台と、ヨーロッパ内でも大規模なコレクションです。

©Schloss Kremsegg
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とりわけ、フォルテピアノは館長のハインツ・プライス教授が最も情熱を傾けて収集して来られた分野で、オーストリアのフォルテピアノだけでなく、ドイツ、イギリス、フランスと様式の異なった楽器を所蔵し、年代も初期のフォルテピアノから後期のフォルテピアノ、そして現代のピアノへと配置されていますので、ピアノがどのような変遷を遂げて行ったかが体験できるようになっています。

Schantz / Stadler / Brodmann ©Schloss Kremsegg
Schantz / Stadler / Brodmann ©Schloss Kremsegg

そしてこの博物館、ピアノ部門の大きな特徴が貴重な所蔵楽器を試弾できるということ。

 

メンテナンスの都合上、すべての楽器が試弾可能という訳ではありませんが、予約を取って頂ければ状態のよい楽器は実際に触って古の響きを体験して頂けます。所蔵楽器を試弾できるという事は世界各地の楽器博物館では、大変珍しいことです。クレムスエック城では楽器は演奏されてこそ真価を発揮する、との理念から運営されていますので、実際に所蔵楽器を使って演奏会や講習会が行われています。

 

そして館長のプライス教授はまさにフォルテピアノの生き字引のような方。フォルテピアノ修復家山本宣夫さん曰く“フォルテピアノの神様 だそうです。

 

館長は生涯をかけてフォルテピアノの研究に取り組んでこられた方で、館長自ら案内される博物館楽器案内はきっと忘れられない思い出となるでしょう。

 

是非一度クレムスエック城を御訪問下さい。

[クレムスエック城楽器博物館HP

 

              by 大村圭子さん

 

フォルテピアノ通信①はこちら

フォルテピアノ通信②はこちら

フォルテピアノ通信③はこちら

ところで、こちらのクレムスエック城楽器博物館の入館券を、大村さんいただきまして、女子クラ部にて預かっております。

GWにオーストリアに旅行される方、ぜひリンツから少し足をのばして、クレムスエックまで行ってみてはいかがでしょうか。

旅費はもちろんご自身の負担となりますが(^^;)楽器博物館の入場券は、ご希望の方に差し上げますので、女子クラ部にご連絡ください!

 

下記に申し込みフォームを設けますが、Twitter, facebookなどでお声がけいただいても結構です。

 

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