二期会オペラ《蝶々夫人》ゲネプロ見学~ルスティオーニに感激♥

マエストロ・ルスティオーニ、GP終了後の楽屋にて
マエストロ・ルスティオーニ、GP終了後の楽屋にて

正直に言うと、わたしはプッチーニが大の苦手です。

プッチーニ唯一の喜劇《ジャンニ・スキッキ》と三部作のなかのもう1作《外套》を除いて、とりあえず「好き」と言えるものがないし、《ラ・ボエーム》と《蝶々夫人》に至っては、まず好んでは観ないオペラ・・・なのですよ。

まずプッチーニの描くヒロインたちに辟易。そしてメロドラマをこれでもかと盛り上げる音楽に、お前に泣かされてなるものか!という抵抗を条件反射的に試みてしまうので、まあ感動しようがありません。

 

それが、わたしが初めて劇場で泣かされたオペラも《ラ・ボエーム》だったんですよね。

そのときオペラを指揮していたのが、このダニエーレ・ルスティオーニ氏。今から2年ほど前のスカラ座でのことです。それから待ちに待っていました、ルスティオーニが日本に来る日を!

 

そんなわけで今回は、二期会さんに懇願しての、ゲネプロ見学となりました。

彼のプロフィールを書き連ねてもあまり面白くないでしょうから、二期会さんからいただいた情報をもとに、簡単にルスティオーニについてご紹介しましょう。

 

1983年生まれ。つい先日、日本滞在中に誕生日を迎えたので現在31歳!この年にして、すでにスカラ座にもデビューしています。

彼はミラノの生まれで、それこそスカラ座は彼の故郷のようなもの。小さいときにはムーティ監督時代のスカラ座児童合唱団で歌っていたそうで、歌うことが彼の身についているんでしょうね。今回のリハーサルでも歌いながら指揮していたそうです。しかもかなりの美声だとか。

(今日のゲネプロでも時折、彼の声が聞こえてきました。)

彼のキャリア形成に、今のところ大きな影響を与えていると思われるのがアントニオ・パッパーノ。英国ロイヤル・オペラでアシスタント指揮者を務めている間に、パッパーノの良いところを吸収していったんでしょうね。バランス感覚とか、彼の流れるような音楽表現なんかに、それが良い形で表れているように思います。

 

そんなルスティオーニ氏、今回の来日中にCREA Webの取材を受けておられます。

なにがすごいって、ここに掲載されている写真に言葉を失った・・・。結構笑えるので、心してリンクを開いてくださいね。

(撮影場所=二期会の稽古場だそうです。)

 

さあ、では本題に入りましょう。

4月21日(月)、23日・26日組みのゲネプロを見学させていただきました。

スカラ座での《ラ・ボエーム》に続く私のルスティオーニ=プッチーニ体験となる《蝶々夫人》はやはり素晴らしかった。

彼の音楽には誇張がまったくない。歌うように自由自在にテンポを揺らしながら、ときに丁寧に音を抑えてささやくようなppを奏でるのです。場面場面で変幻する弦の色彩や輝きが、自然と物語を形作っていくので、台本よりもその音楽にすべてを納得させられるような気になるのです。

 

レポーターの方々にも、本日のゲネプロをTweetしていただきました。

イケメンだということは、間違いないです。しかも本人もちゃんと分かっているので、写真を撮らせてほしいというと、カメラモードに身なりを整えてくださいます(笑)。

 

こちらはレポーターりんりんさんからの、ご感想♪

 

第2幕から、オーケストラと歌手が整調され、悲劇のドラマ性が増した。

 

特に2幕1場から間奏曲を含んだ2場に転じる場面、

ピンカートンを待ち続ける腰越満美(23、26日出演)演じる蝶々の

シルエットが浪々と映し出される静寂は、

失われた健気な日本人女性の心根が立ちのぼり、

涙を誘う巧みな演技と演出が深く融合されていた。

男性陣の声は粒が揃い、張りがある歌声も良かった。

時折入る透明感ある合唱も美しい。

 

さて、ピンカートンを通し異国に魅了された蝶々の内的ダイナミズムは、

表層にせよ、多面的な生き方を肯定しつつある現代日本人の恩恵に預かるならば、

新しく強く豊かな女性の生き方へと転化できただろう。

時はまだ早し、明治時代のお話である。

 

これ、私たちもよく話しています。

たとえばストリーミングをしながら実況とか、字幕実況でもよいし、オペラをもっと分かりやすく楽しみながら鑑賞する機会が増えるといいですよね。

 

二期会の《蝶々夫人》、本公演は23日からです。

 

いずれも会場は東京文化会館(上野)大ホールにて。

 

【公演日】

4月23日(水)18:30

4月24日(木)14:00

4月26日(土)14:00

4月27日(日)14:00

 

公演詳細&チケットご購入はこちらから。

C席=6,000円からまだお席があるようです。

しかも学生は2,000円!

ぜひ多くの方に、そしてルスティオーニと同世代の方々にも足を運んでいただきたいです。

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