【読響 気楽にクラシック②】生演奏の醍醐味&渡邉千春さんインタビュー

引き続き、読響「気楽にクラシック~陽光あふれる歌の国、イタリア~」を新ライターのKCさんにレポートしていただきました。

J-POPもロックもジャズも、そしてクラシックも、音楽ならなんでも好きというKCさん。

イタリアのドラマ溢れるコンサートにどんな感想をもたれたのでしょう。

 

ちなみに、コンサート前の中井美穂さん&加藤浩子さんのトークでは、イタリアの地方性が話題に。わたしたちにとってはひとつの「イタリア」ですが、イタリアの中の人にとっては、違う!自分はトスカーナ人だ、シチリア人だ!っていうことになるわけです。特に北と南では食べ物も違うし、人々の気質も違う。(乾麺は北の食卓には登場しない!なんてお話も。)

イタリア人作曲家たちの出身地にも、ぜひ注目してみてください。

 

では、KCさんのレポートをどうぞ!

今回の舞台は、イタリア。

マエストロも、イタリア人のパオロ・カリニャーニさんです。この方、とっても情熱的な方で、かつとってもアクティブだそうで、プライベートではトライアスロンをされるとか。読響との共演も既に何回かされており、相性もばっちりだそうですよ。

 

マエストロの動きが実際の体の大きさ以上に大きくみえるくらい、とても躍動感にあふれていて、楽団や曲って、ほんとにそのときのマエストロに左右されることがよーくわかります。

 

ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲は、ほんとに力強く、躍動感のあふれる音楽です。アップテンポで、マエストロの動きも激しく、管楽器のソロパートもある、ある意味管楽器が一部主役となれる曲、といってもいいのではないでしょうか。

 

スタートがこの曲だと、一気にクラシックの世界へ引きこまれる感じです。

 

歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲は、トスカーナ出身のマスカーニが書きあげたもの。ほとんど弦楽器のみによって奏でられる曲。

スローテンポの曲で、流れるような旋律が美しく、紅茶やお菓子のある優雅なティータイムに聴きたいような感じ。癒しの音楽といってもいいかも。

(殺人事件を描いたオペラのなかで、実際に清涼剤のような役割を果たしています。)

この曲、意外とコントラバスの「ぼん」「ぼん」という弾く音が曲の中で効いています。

 

ベッリー二:歌劇「ノルマ」序曲は、実は読響で初めて演奏する曲なのだそう。一気に音のボルテージが上がった後は、軽快なリズムが感じられる曲でした。

 

そして、歌劇「道化師」間奏曲

シチリア出身のレオンカヴァッロが、「カヴァレリア・ルスティカーナ」でのマスカーニの成功に奮起し、書きあげたオペラ「道化師」。

低音で始まるその間奏曲は、劇的な音の構成をしており、途中ハープの調べの美しさがひきたった曲です。

 

最後は、メンデルスゾーン:交響曲 第4番 イ長調 作品90「イタリア」

メンデルスゾーンは実際にイタリアを訪れ、その土地やラテン気質に感化され、この曲を作ったのだそう。この後の作品としては「スコットランド」などもあるそうですよ。

イタリアの明るさを彷彿させるような元気良いテンポと旋律で始まり、途中少し穏やかな曲調になったものの、最後の第4楽章は、音が最高潮でどの楽器もめいいっぱい音を奏でているといった、交響曲らしい、躍動感があり、クラシックの醍醐味を感じることができる曲でした。

一つの音を、一つの曲を、一つの音楽を全演奏者で作り上げた瞬間を感じられた曲でしたね。コンマスも椅子からおしりがあがって、前のめりになって弾いていたように見えました。

 

マエストロの動きもすごかったな~。

音を聴きながら、その動きを楽しんだり、タクト1本で、あの素晴らしい音を作り上げる瞬間に立ち会えるのも、生演奏ならではですね。

 

(KC)

さて、終演後は舞台裏に移動!ヴィオラ奏者の渡邉千春さんに直撃インタビューとなりました。各レポーターからのこんな質問にお答えいただきました。

 

Kさん

「イタリアオペラの魅力について教えてください。」

ー あの明るい太陽と青い海が自然と浮かんで、まるで本当にイタリアを旅するような気分になれることですね。それから、感情というものをストレートかつダイナミックに押し出すイタリア人気質というのが音楽にも表れていて、日本人にとっては大袈裟すぎるところもあるかも知れないけれど(笑)。なんといっても、そこが魅力ですよね。

 

「渡邉さんがおっしゃるように、私自身も本当にイタリアに旅した気分を味わうことができ、大満足の演奏会でした。」

 

KCさん

「オーケストラの全体練習は、どれくらい時間があるのですか?」

ー 今回の公演に関して、全体練習は2日間でした。楽譜が渡されるのが1ヶ月前からなので、そこから全体練習に備えて各自で練習します。

演奏会によっても違いますが、リハーサルは2日ないし3日、1日ということもあります。

 

カリニャーニさんはとっても情熱的な方なので、音合わせの練習をすると、すぐにTシャツがぐっしょりなってしまうくらい(笑)熱のこもった音合わせでした。

 

「ところで、練習で楽譜は頭に入っていると思いますが、なぜ本番でも楽譜を置いているのですか?

本番でも楽譜は必要なものですか?」

ー もちろんです!

同じ曲でもその時々で違う出版社のものを使ったり、ボーイングも異なりますし、演奏時に気をつけなければならないことなどを、すべて楽譜に記入してあるんです。だから、飾りではなく、演奏中にもきちんと見ながら演奏していますよ。

渡邉さん、インタビューにご協力いただきありがとうございました!

 

次回、読響「気楽にクラシック」は7月28日(月)。ロシア、コバケンの巻です。

どうぞお楽しみに!!

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