6/13 新日本フィル”クラシックへの扉”が開かれるお昼のコンサート

今回は先週13日(金)に伺った、すみだトリフォニーホールでの新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏会の模様をお届けします。「新・クラシックへの扉」というこのお昼のシリーズ。価格もリーズナブルですし、名曲シリーズといってよいようなプログラムのラインナップも初心者には魅力的です。

では、女子クラ部の新ライター、小丸子さんによるレポートをどうぞ!

 

女子クラ部新レポーターの小丸子です。

 

私のレポートは曲解説ではなく、ナマの演奏会の楽しみ方などをお伝えしようとおもいます。

曲解説はプロの方にお任せして、評論家でない私はもっと違う視点からお伝えします。

私自身もアマチュア・オーケストラでヴァイオリンを弾いています。長年弾いていますがアマチュアです。アマチュアはアマチュアなりの楽しみ方があるのですよ。

さらに私は演奏する楽しさ、聴く楽しさの両方を堪能しているので、そんなアマチュア演奏者の視点からレポートをしようと思います。

6月13日(金)は新日本フィルの「新・クラッシックへの扉」コンサートを鑑賞。

この「新・クラッシクへの扉」は新日本フィルならではのシリーズかもしれません。特徴は曜日と時間帯。金曜日と土曜日の午後2時からの公演です。

実はこの時間帯は、子育てが一段落して、ちょっと時間には余裕のあるクラッシック音楽に興味のある方にオススメです。夜は子供を置いては行けないし、でもコンサートに行ってみたいという方に特にオススメのプログラム。お子さんが学校に行っている間にだって行けるかもしれません。良い音楽を聴いた後に作る夕飯は美味しいかも?

 

この日のプログラムはモーツァルト作曲《フィガロの結婚》序曲、同じくモーツァルトの交響曲第38番、別名「プラハ」。メインはシューマン作曲の交響曲第3番、別名「ライン」。アンコールはドボルザーク作曲の交響曲第8番より第3楽章でした。

 

指揮者はベネズエラ出身のドミンゴ.インドヤン氏です。公演プログラムには、インドヤン氏は現在音楽業界で人気のあるグスターボ・ドゥダメル氏と同じ教育システム(エル・システマ)のメンバーでもあることが書かれています(ヴァイオリニストとのこと)。

昼間のプログラムはこのように重たくないプログラムになっていますから気軽に聴きに行くことができます。

 

今回演奏された曲には、どちらも名前が付いていますよね。

モーツァルトの第38番の交響曲には「プラハ」、シューマンの交響曲第3番には「ライン」の名前。どちらも作曲家本人がつけた表題ではないと言われています。

 

《フィガロの結婚》がウィーンであまり流行らず落胆していたモーツァルトにとって、逆にこのオペラが大ヒットしていた旅先のプラハは幸運の地になったそう。そんな幸運をもたらしてくれたお礼というような意味もこめてこの交響曲を作曲し、モーツァルトはプラハ滞在中に初演したのです。表題の「プラハ」は、そんなわけで後に誰かがつけたそうです。

 

シューマンの「ライン」も同様で、ドイツのデュッセルドルフに赴任してきたシューマンは、この街を流れるライン川をとても愛したそう。

交響曲第3番ではそのライン川の音楽風景を音符に表現したと言われているらしく、これも誰かが後から「ライン」と名づけたそうです。

(新日本フィルの公演プログラム参照)

 

それでもあんまり曲のことを知らないし、と思っている皆さん!

曲の知識はなくても大丈夫です。今はネットという便利なものもあります。手始めにYouTubeで曲を検索してみたり、聴いたりしてみてください。あ、この旋律良いかも!!と思ったら、自分が気に入った旋律をナマの演奏で聴きに行くというのでも良いのです。

 

本番の楽しみ方は他にも色々あります。

 

例えば今日のプログラムはモーツァルトとシューマンですから、時代的な理由や曲の編成の都合でオケの人数も少し少なく、こじんまり感があります。

舞台に乗っている人数は、曲の規模や編成によって異なります。

 

そして面白いのが指揮者、コンマス、楽団員の演奏や動きです。その中で一番聴衆の目につくのがコンマスです。

 

コンマス、正式名称はコンサートマスター。女性の場合はコンサートミストレスです。こちらも略すとコンミスです。

 

では、コンマスって何をするのでしょう?

コンマスはただ指揮者の隣で弾いているヴァイオリン奏者ではありません。

 

指揮者の動きを瞬時に察知し、弓の動かし方や身体を使って他の楽器奏者にも合図を送り、演奏を円滑に導いていくという重要な任務をもっています。練習中に指揮者が「ここはこうします」と言っても本番では、すべて予定されたとおりに行くわけではありません。そういった事が起きた場合はコンマスが瞬時に判断して、他のパートの皆さんに身体とボーイングを使って合図し、何事もなかったかのように演奏をリードして行きます。

だから注意して見ていると、コンマスは少々オーバーアクションで弾いています。

そうしないと後ろにいる管楽器奏者に見えないからです。コンマスのリードが上手な楽団は演奏も格別に素晴らしいです。

 

今日の新日本フィルのコンマスの西江辰郎さんもセンス抜群のコンマスです。

常に他の楽器に耳を傾け、楽団員の皆さんを上手にリードしています。

 

今日のプログラムは時代的なことから編成も大きくないですが、もっと違う作曲家の曲によっては珍しい楽器も出てきます。

こうした楽器を見に行くのも生演奏の楽しみでもあります。

 

そして、今日のプログラムにはありませんでしたが、ピアノやヴァイオリンの独奏者が加わる曲の構成の協奏曲があります。これも大変面白いです。

 

新日本フィルの今週の金曜日と土曜日(日曜日には可児市でも)にはこの協奏曲のプログラムがあります。プログラムはオールブラームスで、ヴァイオリン協奏曲と交響曲の4番です。ブラームスのヴァイオリン協奏曲は演奏者泣かせの難しい曲と言われています。演奏時間も長くソリストさんは大変ご苦労様の曲ですが、聴衆の私達にはとても見応えのある曲です。

 

ご興味のある方は是非足を運んで生演奏を堪能してみてください。

小丸子

その今週末(本日&明日)の公演については、なんと完売!とのこと。

ただ、28日(土)の多摩公演は、まだチケットがあるようです。こちらはヴァイオリン協奏曲ではなくブラームスのピアノ協奏曲となります。

どちらも素敵な曲です。

 

さらに!新・クラシックへの扉、次回の公演にも協奏曲が入ります。

こんどはドヴォルザークによるチェロ協奏曲。

チェロを弾く岡本侑也さんは、1994年生まれの若き俊英!ミュンヘンで研鑽を積んでらっしゃるとのこと。そんなフレッシュな演奏家から刺激を受けるのも、演奏会の楽しみだったりします。

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