二期会オペラ《イドメネオ》、未知なるオペラの世界へ・・・

12日金曜日から開幕している、二期会オペラ《イドメネオ》。

今回は、二期会の2015/16年シーズンのラインナップ発表会の記者会見とあわせて行われたゲネプロにお邪魔してきました。

シーズンラインナップについては、あらためてご報告することにして、本日はモーツァルトのオペラだから、古典的な世界を想像していた~というレポーターの度肝をぬいた《イドメネオ》の模様をお伝えいたします。

 

それでは、めろでぃあんさんのレポートにて、どうぞ!

記者会見での準・メルクルさん。イドメネオの指揮を務めます。
記者会見での準・メルクルさん。イドメネオの指揮を務めます。

二期会によるモーツァルトのオペラ・セリア《イドメネオ》のGP(ゲネプロ・総稽古)を観賞してきました。

1780年モーツァルトが24歳の時に作曲した作品が200年以上を経て、今オペラ界で人気のイタリア若手演出家ダミアーノ・ミキエレット氏による新演出として上演されます!

そして久々に日本のオペラに復帰したマエストロ準・メルクル氏の音楽!

ということで幕が上がる前からワクワク!!

 

マエストロの登場とともに流れるモーツァルトらしい序曲。

それとともにステージに描かれる映像は、ミキエレット氏の演出コンセプト”愛と生命の発展”を想像させるもの。

 

そして幕が上がるとともに、目に飛び込んできた舞台にビックリ!

奥行がたっぷり感じさせられるセットには砂が敷き詰められ、その上には靴が散乱してたのには驚きました。

けれど、これにも深い意味が込められていました。

砂は、命が与えられる場でもあり、戦場、すなわち命が奪われる場

靴は、戦場における死

を表わしていたそうです。

 

そんなミキエレット氏の想いが込められた舞台で演じられる主要な4人の人間模様には魅力がいっぱい!

 

・父子関係に悩むイダマンテとイドメネオ

・相思相愛のイダマンテとイリアは、戦争の勝者と敗者

・イリアとエレットラは、一人の王子イダマンテを愛する恋敵

 

そして視覚で飛び込んでくる現代的な衣装には、4人の人物像が表現されているそうです。

寝間着姿のイドメネオは、身体的にも精神的にも病んでいる状態

スーツ姿のイダマンテは、スーツを着ることを拒否

イリアは、戦争の犠牲者

エレットラは、セレブな様相=権力者

 

そんな演出家のコンセプトを知って、アリアを聴くとさらに惹き込まれます!

 

特に印象的だったのが、エレットラのアリア。

声量も素晴らしく迫力満点で、嫉妬や狂乱のアリアは拍手せずにはいられませんでした。

またセレブな衣装を紙袋から引っ張り出し、あれでもない、これではもないと、アリアに合わせて次から次へと着替えるシーンは、ついつい喰いついて見てしまいました。

 

他にも二重唱や三重唱に四重唱そして合唱もあり聴きどころも満載で、悲痛な叫びや悲しみが、たっぷり聴けて楽しむことが出来ました。

 

また舞台では、そんな歌声に合わせて椅子やスーツケースを投げる激しいシーンがあったり

靴を積み上げ祭壇を作るシーンがあったりと、現代劇を想わせるシーンが多々あったのも面白かったです。

 

モーツァルトのオペラと言えば、《魔笛》や《フィガロの結婚》など明るく面白く、古典的な作品というイメージを持っていたのですが、今日は新たな世界を見たように感じました。

 

3時間という長時間も最後まで、たっぷり楽しむことができるオペラ《イドメネオ》でした。

by めろでぃあん


そんな、若手演出家ミキエレット(結構かっこいい)ってどんな人、って気になるでしょ。

メッセージ動画がこちら。

まだ、イメージが浮かんでこない、というあなたのために、

二期会さんおTwitterから、舞台の様子を想像させる投稿をいくつかご紹介。

舞台を観た方は、そうそう、あれ!と分かるはず。

ということで、二期会オペラ《イドメネオ》は、15日(月・祝)まで新国立劇場にて上演中。

ぜひ、この衝撃的なオペラ体験を見逃さないで!

 

《イドメネオ》公演情報は、二期会HPをご参照ください。

Share us!

Twitter

Facebook

Google+

メールマガジン

女子クラ部主宰のイベントやご招待&プレゼント、作品情報・・・など、毎月1回メールマガジンを配信しています。メールマガジン登録及び配信は無料です。是非ご登録ください。

サンプル
メールマガジンsample.txt
テキスト文書 7.3 KB