【読響 気楽にクラシック~モーツァルトの愛した東欧の古都】

読響「気楽にクラシック~ヨーロッパ音楽紀行~」第4回の舞台はプラハ。


“黄金のプラハ”“中欧の宝石”と称された歴史的な文化都市であり、美しい自然を持つボヘミア地方の中心地でもあります。そしてまた、モーツァルトが愛し、愛された街・・・


今回は、そのゆかりの天才が生んだピアノ協奏曲と、地元最大の作曲家ドヴォルザークの最もボヘミア的な交響曲が演奏されました。


プレトークでは、ナビゲーターの中井美穂さんと、横浜国立大学の小宮正安准教授が、プラハはモーツァルトのオペラ《フィガロの結婚》や《ドン・ジョヴァンニ》をモーツァルトの本拠地ウィーン以上に支持し、モーツァルトに愛されたこと(モーツァルトは「プラハ」という愛称を持つ交響曲第38番を書いています)、また、ボヘミアの小さな村に生まれたドヴォルザークが16歳以降、プラハを拠点に音楽活動を行ったことなどを解説してくださいました。


1曲目は、モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番

モーツァルトのピアノ協奏曲の中でも屈指の傑作と賞賛されています。

ソリストは、完璧なテクニックと豊かな音楽性を兼ね備えた清水和音さんです。


この曲は、明るく伸びやかなメロディーが印象的な第1楽章、リズミカルで心が弾むような楽しい第3楽章と、深く沈んだ第2楽章が対照を成します。この哀切ながらも美しい第2楽章は、「ル・パルク」や「ヴォヤージュ」といった現代バレエ作品の音楽としても使用されています。清水さんの流麗なタッチと、輝くような音の粒が耳に心地良く響きました。


2曲目は、ドヴォルザーク:交響曲第8番

ドヴォルザークの交響曲のうち、第7番まではブラームスやワーグナーの影響を、有名な第9番「新世界から」はアメリカの民俗音楽の影響を受けているため、この第8番はドヴォルザークの地元であるボヘミア色が全編を支配した唯一の交響曲と言えるのだそうです。4つの楽章はそれぞれ印象が異なりますが、不思議なことにチェコを訪れたことのない私が聴いていても、ボヘミアの美しい自然(森や丘、空、川の流れなど)が目に浮かぶようでした。きっとドヴォルザークは、子供の頃に慣れ親しんだボヘミアの自然のイメージをそのまま音楽にしたのではないでしょうか。

プラハ生まれの指揮者、ペトル・ヴロンスキーさんの雄大でおおらかな音楽創りも素晴らしかったです。


プラハにゆかりのある素晴らしい2曲を聴いて、「いつかプラハを訪れてみたいな」という気持ちが強くなりました。


読響「気楽にクラシック~ヨーロッパ音楽紀行~」は、普通の平日夜のコンサートよりも少し遅めの20時開演で、1時間に世界各国の名曲の魅力をギュッと詰め込んだ、クラシック初心者の方にもお勧めのコンサートです。

 

次の第5回の舞台はドイツ。

12月の風物詩、ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」が登場します!


by モモコ


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